ミニトマトを【微生物 酵素】で栽培


学   名 : Solanum lycopersicum、
和 名/別 名 : トマト(蕃茄/赤茄子/六月柿)
英  名 : Tomato
原 産 地 : 中南米 アンデス山脈高原地帯
生 産 地 : ペルーやエクアドル、コロンビアなど
分  類 : ナス科
属  名 : トマト属
発芽 地温 : 25~28℃前後
生育 適温 : 25~30℃
好適土壌pH : 6.0〜6.5
連作障害 :あり/ 輪作年限 3〜4年


〇 特 徴


日本に渡来したのは江戸時代で、当時は観賞用でした。


明治初期に食用として用いられ、昭和初期から広く栽培されるようになりました。


果実の大きさによって、大玉トマト, 中玉トマト, ミニトマトに分類されています。


初めてトマトを作る場合は、ミニトマトがおすすめ。




〇 品 種

ミニトマトの品種は、アイコ, イエローアイコ, 千果, CF千果, 千果99, CFココ, ペペ, キャロルパッション, キャロルスター,オレンジキャロル,プレミアムルビー,ティンカーベル,イエローピコ,キャロルロゼなど、たくさんの種類があります。




〇 栽培のポイント


栽培のポイントは、日当たりと水はけの良い環境同じナス科の野菜(トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモなど)との連作は避ける。


〇 種まき

栽培時期は、地域や品種により違いがあります。


低温時に苗を植え付けてしまうと、生育が遅れ、寒さで弱ることがあるため注意が必要です。


生育には十分な日光が必要となりますが、30℃を超えるような環境では、実つきが悪くなる。


〇 土づくり


一度栽培した土壌では、4~5年程度の期間をあけます。


植え付ける2週間以上前までに、土づくりをします。

〇 植え付け


苗は、本葉が7~8枚程度ついたしっかりしたものを選びます。


花は全て同じ方向に付くため、花房を通路側に向けて植えると管理作業や収穫が楽になります。


生育に最適な温度は日中で26℃前後、夜間で16~17℃です。


低温時に植え付けると生育が遅れ、寒さで弱ることがあるため
注意が必要です。


〇 追 肥


第1段目の果実が膨らみ始めたら、1回目の追肥。


株の生育状況を見ながら、約2週間おきに追肥。


窒素が多すぎると、葉が伸び、実がつかなくなります。


窒素が少なく、リン酸が多くなると、花や花房のつきは良くなりますが、生育が衰えやすくなります。



〇 ミニトマトの収穫適期


・開花してから約55~60日前後が
  目安


・ガクが反り返ったら収穫


・収穫時期は、開花してから約55~

  60日前後が目安


・ヘタ部分まで赤く熟すと、美味し
 く甘味も強くなります。


・夜間に養分を実に蓄え、朝の収穫

 が一番美味しいです。




〇 生理障害


甘くて美味しいミニトマトを作るために、水分を制御することで、高畝にして水はけを良くします。


尻腐れ病は、実のお尻部分が黒褐色になる病気で、原因は土壌のカルシウム不足、乾燥、窒素の過多などです。


空洞果は、ゼリー部分の発育が悪くなり、空洞ができる症状で、高温または低温による受粉不良が主な原因です。


■ 主な病気

〇 青枯れ病


土壌伝染性の病害で、根の傷口から侵入します。


青枯れ病は、株ごと引き抜き、撤去し焼却処分します。


〇 萎凋病(いちょうびょう)


根から病原菌が侵入し、下の葉が黄色くなり枯れます。


治療法はなく、病気に侵された株は引き抜いて焼却します。


〇 半身萎凋病

土中の菌が根から侵入し、下葉から徐々に変色して枯れます。


病気に侵された株を引き抜いて焼却し、感染を防ぎます。


〇 黄化葉巻病

  (おうかはまきびょう)


原因はコナジラミがウイルスを媒介し感染します。


黄化葉巻病はウイルス病で、薬剤で治療できません。


発病した場合は、病害が広がるため速やかに抜き取ります。


ミニトマト


〇 うどんこ病


白い粉の正体はカビで、葉や茎が奇形になり、黄色くなって枯れていきます。


糸状のカビの胞子が風に運ばれて伝染し、空気が乾燥しているときに発生しやすくなります。


発病時は、葉を切り取り、専用の殺菌剤で対処します。


乾燥が続くと、うどんこ病が多発するため、水やりや日当たりをよくすることで防ぐことが出来ます。


〇 疫 病(えきびょう)


土中に生息するカビが原因で、泥はねなどで感染し、葉、茎、果実に発生して株を枯らします。


ジャガイモの近くでは、発病が多くなります。


発病した部分はすべて撤去処分します。


〇 トマト斑点細菌病


葉に暗褐色の斑点ができ、実がなっても小さく、病斑も残ってしまいます。


葉を除去することで改善が可能ですが、進行すると株ごと撤去する必要があります。


高温多湿の時期に出来やすいので、風通しを良くします。


〇 モザイク病


ウイルス病で引き起こされ、葉に濃淡のまだら模様の斑点が発生します。


アブラムシが病株の汁を吸うことで感染します。


防ぐために病株は、抜き取って焼却処分し、アブラムシの駆除を施します。



■ 主な害虫


〇 アブラムシ


ストローのような口を刺しこんで植物の汁を吸収し、ウイルス病を媒介

します。


ヤシ油由来成分でできた殺虫殺菌剤などで対処します。


〇 オオタバコガ


幼虫が茎や果実に入り込み、中の実を食べてしまいます。


肥料を多くやり過ぎると、オオタバコガの被害が増えるので、肥料を控えめにします。


防虫ネットで覆い、成虫の産卵を防止します。


〇 タバココナジラミ


葉の裏側に生息し、葉を吸汁します。

雨が少ない乾燥した年に発生しやすく、ウイルス病を媒介し、黄化葉巻病などを伝染させます。

発生したら乳剤を葉の表と裏に散布します。


〇 ハモグリバエ


葉肉の中に侵入し、食害します。


食害部分は、白い絵を描いたような模様になり、光合成ができなくなり
ます。


肥料過多に注意し、被害に遭った部分は除去して、拡大を防ぎます。




基本づくり

≪基本使用方法≫


ズットデルネ / Pro


◇ 定植前 : 土づくり時に1反
(10a)あたり18kg(原液量)
  を土壌散布する

(定植までに1回)


◇ 育苗中 : 800倍希釈液を苗に
 葉面散布する(1回/10日)



◇ 定植後 : 1反(10a)あたりに
 5000ml(原液量)を土壌潅水
 する(3~4回/月)


 または、300~800倍希釈液を
 葉面散布する(2~3回/月)


※上記の()内は、使用頻度の目安
 になります。


※水の量は、農作物の品種や生育状
 態、天候や時期等に応じて適量を
 与えてください


リズム3 / ハッパネ


◇ 育苗中 : 1.000倍希釈液を苗に
  葉面散布する(1回/10日)


◇ 定植後 : 1反(10a)あたりに
 150ml(原液量)を葉面散布
 する(4~5回/月)


 または、500~1.000倍希釈液を
 葉面散布する。(2~3回/月)


※上記の()内は、使用頻度の目安
 になります。

※水の量は、農作物の品種や生育状
 態、天候や時期等に応じて適量を
 与えてください。




高品質に安定多収穫メソッド




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